本日4年ちょい勤めた会社に退職願を提出しました。
理由はざっくり言うと会社と合わなかったからです。
2年前にも退職を申し出たこともあり、その経緯を説明しないと今回の退職も説明できないので、まず2年前のことについて書いていきます。
私の会社
私は車関係の会社で社内SEとして働いていました。
どちらかというとニッチな分野で、創業もかなり長く、社員の平均年齢もかなり高い中小企業でしたでした。
入社当時は男性社員の中では私が最年少で、その次が15歳も年上でした。
なので社風も昭和の古き良き日本企業という感じで、入社してすぐに「合わないな…」と思い始めていました。
始業30分前に出社しなければならない
暗黙のルールで始業30分前に出社し、雑巾で掃除しなければならないというものがありました。
もちろん残業代は出ません。
定時に帰ってはいけない
私の前職では仕事が終わっていれば、定時で帰るのが当たり前でした。
入社当初は研修から入るので、特に納期もなく、残業命令もなかったので、定時になったらパッと帰っていました。
するとある日上司から
「みんな残業してるからすぐ帰らずちょっと我慢してよ。
18時29分までは残業つかないから大丈夫だよ。」
(残業は30分単位で計算されるので、29分に帰ると切り捨てられる)
自分に仕事がなくても、周りが頑張って残業しているから気を使って早く帰るのは辞めよう、というこたでした。
でも仕事ないのに残業つけるわけにはいかないから、残業つかない時間で帰って、と言われたわけです。
上司だけでなく、役員や全く関係ない他部署の役職者からも言われたことがあり、お付き合い残業が当たり前の職場でした。
クソ上司
先程挙げたものはまだ些細なことで、諸悪の根源は私の上司でした。
かなりの変わり者で、いろんな人に嫌われていました。
本当にいろいろあって正直書ききれませんが、特に腹立ったことについて書きます。
家で勉強しろ
入社2年経過したくらいで言われ始めました。
車の会社なので車について知ってなければいけない。ということでした。
しかしプライベートのことですし、私がプライベートで何の勉強をしようと自由です。
私はずっと拒否していましたが、またこの上司がしつこいんです。
私の中学の成績を聞き、私が真ん中くらいでした。と答えると、
「僕は中学の成績は2位だった。
だから僕の言っていることの方が正しいよね?」
私は高校の時の成績は1位とったことあるので、言い返してやろうと思いましたが、アホらしくなって辞めました。
またあるときには、
「役員が、定時で帰るならもちろん家で勉強してるんだよね?と言ってきている。
家で勉強しないなら、この会社にいられなくなるよ。」
クビをちらつかせてきました。
正直クビは困ります…
当時の私の収入は完全に会社に依存しており、クビになったら0になってしまいます。
ここで私はサラリーマンのリスクを痛感し、副業を始めようと考え始めました。
もし私がこのネタで言うことを聞くということがバレれば、事あるごとにこのネタを使われることになります。
これでは会社の奴隷になってしまいます。
年齢が基準
これも入社2年経過した頃の話。
部内で、そろそろ私を現場の打ち合わせに出して行こう、となっている時のことです。
会社の方針としても3年で一人前にするというのがあり、それに向けて動き始めていました。
なので、上司は部長にもっと任せるように言われていました。
しかし上司は私と2人だけの打ち合わせの際には
「部長はああ言ってるけど、30歳になってからね。」
と言われました。
年齢で判断するのは古いとしか言いようがない。
私はここで転職を決意し、行動し始めます。
後々発覚しますが、彼は自分の仕事にこだわりがあり、他の人に渡したくないという考えの人でした。
数々のパワハラが始まる
仕事を任せずに一人前になるはずもなく、時間だけが経過していき、入社3年が近づいてきます。
会社からの圧力もあり、焦った上司が私に対してすぐ怒るようになってきました。
その中でも
・上司が休みの日に、代わりに現場の人から開発に関する話を聞いただけで怒られる。
今後現場の人と話をすることを禁止される。
・私のミスをExcelにリストで書き出し、徹底的に責める。
・人格否定する。
などといったことが行われるようになりました。
特にミスをExcelに書き出す内容が精神的にきました。
・ちょっとしたミスについて、注意力の欠如。
・仕様書の見落としについて、読解力の欠如、日本語が読めない。
・半分まで読み進めたところで、全ての能力の欠如。
などと書かれており、もはや悪意にしか感じませんでした。
限界
そんな日々を過ごし、今思うとかなり思考力が低下していた私。
とある土日にフッと会社のことを思い出すと涙が止まらなくなる状態になってしまい、これ以上は危険だと思ったので退職することにしました。
私の妻(当時は彼女)は精神疾患を持っているので、一度なると取り返しがつかず、一生後悔することを私はよく知っていました。
それに私まで倒れてしまえば、誰も妻を支えることができなくなってしまいます。
だからすぐに退職を選択することができました。
私は週明けに上司の上司に退職する旨を伝えました。
上司の悪行が明るみに出る
どうせ辞めるからと思い、部長に全てを話しました。
それまでは思考力の低下もあり、自分が悪いんだ、と思って言えませんでした。
また、そんな状況でも助けてくれる人はいなかったので、むしろみんな敵だと思っていました。
部長に全てを話し、
「あいつと一緒に仕事するのはもう無理です!」
と伝えたところ、
「今すぐには無理だけど、ちょっと待ってほしい」
と言われたので、部長の言葉を信じ、踏み止まりました。
その後、部長から上司は指導が入り、私へのパワハラは一切なくなりました。
ここまでが2年前に退職を申し出たものの、引き止められた話になります。
それから2年後の現在
そして現在、状況は全く変わっておらず、今でも私はクソ上司の指示の元仕事をしています。
正直嫌で仕方ありません。
しゃべりたくもない。
自分が潰されかけた相手とこれまで通り仕事をするのは苦痛でしかありませんでしたが、2年間我慢していました。
そんなとき、部長と面談する機会があり、こんなことを言われました。
・上司に認められるように頑張って。
・人のせいにばかりしてないで、努力しよう。
え!?
クソ上司が30歳にならないと認めないと言ったのを忘れたのでしょうか。
私は別に上司に認められたいと思ってないですし、上司に認められるために頑張るくらいなら退職します。
人のせいにばかりしていないで、努力しよう。
私が人のせいにして済ませて何もしていないというのは大間違いで、2年前からずっと副業やらプログラミングやら読書など、自分が前に進むためのことを毎日やってきました。
副業ではもはや本業の月収を超え、開発では依頼を受けて相手に満足してもらえ、読書ではおもしろさを知り趣味にまでなりました。
私は何事も100%一方が悪い、ということはあり得ないと考えています。
私が100%上司のせいだと思い、2年間何もしていなかったとしたら腐っていたと思います。
そして本日
退職願を提出しました。
実は現在会社にとっても節目であり、去年会社が買収されて株主が変わり、大きく変革しようとしている時期でした。
もし残るのならば長期的に開発に関わることは避けられず、2年後の法人化を予定通りに行えない可能性が出てきました。
私にとってはそれが1番困ることでしたが、まだ副業の収入だけでやっていけるレベルにはなく、いつ辞めるかを本当に悩んでいました。
理想を言えば、Amazon輸入の他にもう一つ収入源がある状態で退職したかったですが、現在の会社の状況を考えるとそこまで都合よくいきそうにありませんでした。
なのでこれがいい機会だと思って退職に踏み切りました。
まとめ
長々とここまで読んでいただいてありがとうございました。
退職後はリモートプログラマのバイトでもしながら、副業でやっていたことをどんどん伸ばしていこうと考えています。
そのことはちゃんと妻にも話し、背中を押してもらえました。
私のことを全面的に信頼してくれている妻のためにも、やるしかないなと思います。